高校受験を控えた中3生にとってどのような勉強が適切か

中3の生徒が年々減少する中で、入試の形も徐々に変わりつつあります。
10年も20年も前の中3生は、「中学浪人」という言葉がまかり通るような厳しい入試の状況もありました。県立高校も不合格、私立高校も不合格といった悲惨な姿もありました。しかし、去年はじめて県立高校の倍率は1を切りました。
倍率が1を切ったということは、単純に考えれば「県立高校の定員に対して県立高校を希望する受験者数がその定員を下回った」ということです。
そして今年の入試においても、不合格者を出す県立高校はおおむね上位3分の1から半分程度の高校になると予想されます。県立高校を受ける生徒の約半数が競争のほとんどない状態で合格が決まるということです。
それに対して、私立高校の倍率は昨年初めて1を上回りました。これは上記の県立高校の言い方に揃えれば「私立高校の定員に対し、私立高校を単願で受験、あるいは併願で合格した生徒の数がその定員を上回った」ということです。
県立高校の入試では、定員を上回る受験人数の高校は当然不合格者をだすことになります。
しかし私立高校では、定員以上の受験人数があっても基本的にはほとんど不合格者を出していません。私立高校から各中学に対して受験可能な内申点を提示し、その基準以上の内申点を持った生徒であれば特別なことがない限り合格にする、という静岡県独特の取り組みがあるためです。

自分が目指す高校にふさわしい取り組み

最近ご相談いただいた「高校受験を控えた中3生にとってどのような勉強が適切か」というお話をご紹介します。

入試に向けた取り組みとして、繰り返し繰り返し異なる問題に取り組ませたり、あるいは難しい問題にばかり挑戦させたりする学習塾が少なくないということを以前からよく耳にします。
静岡県の入試は、以前にもお話ししたように「誰を不合格にするか」を目的にした検査です。そう考えれば、「中堅以下の高校を目指す生徒は難問には最初からとりくむ必要がない」ということは明らかです。中堅~下位の県立高校を受験する場合、当日のテストで不合格になるケースは極めて少ないといってよいでしょう。しかしその地域の上位校を目指す受験生と同じレベル・同じ内容の勉強をさせようとする学習塾が多く見受けられます。できることなら難しい問題は最初からやる必要はないということになるのです。
たくさんの問題・難しい問題ばかり繰り返し指導する学習塾の取り組みに疑問を感じます。今回このご相談を寄せてくださった方には「入試は何のためのテストなのか」という点からアドバイスをさせていただきました。

自信を無くすような取り組みをしていませんか

中3生のかなりの生徒(推測で70~80%程度)が学習塾に通っていますが、今回ご紹介した例のように学習塾の指導者が状況をしっかり把握して生徒指導に臨んでいるのか、疑問を抱かずにいられないような状況を耳にすることが少なくありません。
あなたが通っている塾で中堅校を希望する塾生にまで繰り返し異なる問題・難しい問題に挑戦させたりする傾向があるようでしたら、それはかえって入試に向けた自信を無くさせることにつながってしまいます。
多くの問題に繰り返し取り組む必要のある受験生は、上位校を目指す生徒に限られると断言できます。もしあなたが塾に通っていて、たくさんの問題に挑戦させられることで苦しい気持ちを抱いてしまっているようでしたら、ぜひ一度学習相談をご利用ください。どのような取り組みが今のあなたに一番ふさわしいのか、客観的なアドバイスをいたします。

冬期対策テキスト・静岡県統一模試

学力調査研究会発行の【入試対策 冬期学習テキスト】では、個人受験のお客様には志望校・目標点数に合わせて取り組むべき問題を3段階に分けたガイドを添付しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
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