「偏差値」っていったい何のこと?

時々「僕の偏差値は68だけど、君の偏差値はいくつ?」というやりとりを耳にすることがあります。
はたして「偏差値」とはそのように普遍的な格付けとして考えていいものなのでしょうか。
今回は「偏差値」についてお話ししていきます。
※「偏差値」と「内申点」は全く別物です。
「内申点」については「内申点」っていったい何のこと?をご覧ください。

「平均点」が「偏差値50」 受験人数が多いほど信ぴょう性が高い

あるテストの平均点が5科目(250点満点)で135点だったとします。この135点、つまり「平均点」の値が「偏差値50」の値です。
ここで、このテストの「受験人数」について考えてみましょう。あなたの中学校では、1学年に何人の生徒がいるでしょうか。
仮に、A中学校では中3生が120人いるとします。静岡県統一模試の受験人数は概ね8000人です。この2つを比べてみましょう。
120人が受けたテストと8000人が受けたテストの平均点が結果的に同じ135点だったとして、その2つのテストの平均点を同じものとして考えるのは大変難しいことです。
母体数(参加人数)が多ければ多いほど、そのテストから出た平均点をはじめとするデータは極めて信頼性の高いものになります。
最初に挙げた「僕の偏差値は68だけど、君の偏差値はいくつ?」というやりとりについても、2人が受けたテストが違うものだった場合はあまり意味のない比較だといえます。

「僕の偏差値」はない

一般的に、偏差値はテストによっておおむね±5程度はブレが生じるものとされています。
たとえばあなたがあるテストで「偏差値58」という評価をとったとします。しかし違うテストを受けた場合、得意分野が出題されているテストでは高得点が取れた、苦手分野が出たテストではあまり点数が取れなかったというように同じ人が「偏差値63」をとったり、「偏差値53」をとったりすることがあります。
「僕の第1回県統模試の偏差値」はありますが、「僕の偏差値」というものはないのです。

教科による特異性

上で「平均点は偏差値50で表される」ということをお伝えしました。
それでは、偏差値「62」「44」はどのような意味をもっているのかお伝えします。
「62」は、偏差値50から上位プラス12の位置(「順位」とは違います)にあるということです。「44」は平均点からマイナス6の位置(これも順位ではありません)にあるということです。
また、教科の持つ特異性にも触れてみたいと思います。
数学のテストは満点も0点もけっこういるという教科の特異性があります。たとえ平均点30点(偏差値50)からプラス20点の50点満点をとったとしても、数学の満点は特別なものではありませんのでせいぜい偏差値65前後になります。
また0点であっても、数学で0点をとる受験者はけっこういます。点数が平均からマイナス30点だとはいえ、偏差値はせいぜい30~35程度になります。
しかし国語は教科の特異性から、平均点が30であっても満点をとる生徒はほとんどなく、また0点をとる生徒もほとんどいません。ですので50点満点の偏差値は70~75で表示されることがありますし、0点の場合には偏差値20~25で表示されることがあります。
(模試受験者の方は模試結果が届いたら「成績資料」の中の「得点分布表」に注目してみてください)

続きは次回!

だんだん難しくなってきました。次回に続きます。
明日の記事も偏差値の話です。過去の静岡県統一模試の成績表をお持ちの方は、実際のあなたの成績データと見比べながらお読みいただくといいかもしれません。

静岡県統一模試

静岡県統一模試は県学調・入試の傾向に合わせ、中3は年7回、中2・中1は年3回の模試を実施します。
新学年のスタートのタイミングで模試を受験し、あなたの希望する高校にどれだけの内申点が必要か、今の自分の偏差値はどの程度であるかを確認しておくと1学期の取り組みにもよい効果が出るに違いありません。
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