内申点アップにつながる勉強方法とは(29年7月)

 みなさん、「内申点は、定期テストの結果で評価される」と思っていませんか?

 生きるうえで大切な力とは、「知識を知恵として使える力」です。
 ペーパーテストの点数は、確かに学力の数値化において最も分かりやすく便利なものですが、ペーパーテストの結果を、「真の(生きる力としての)学力」と考えてしまってよいのでしょうか。
 今回は、内申点はどのような方法でつけられているのか、また内申点アップにつなげるためにどのような勉強方法が有効かをお伝えします。

内申点はどのように付けられているの?まず、表1・2をご覧ください。

 右の2つの表は、通知表の内申点が何を材料にして評価されているかを示しています。
 観点3~5には「テスト」という評価基準がたしかに存在しますが、観点1の評価にはテストの何も含まれてはいません。
 「その教科に対する、意欲・態度・関心」を数値に代えて評価するのが内申点であるといえます。

内申点アップに効果的な日頃の取り組みとは? では、内申点アップにつながる日頃の取り組みとはどんなものか考えてみましょう。
 暗記や問題解法習得の、問題集中心の勉強になっていませんか?

 問題集中心では、内申点アップは期待できません。
 教科書をしっかりマスターする勉強方法が内申点アップへの正当な道と考えてください。
・毎日の予習
・学校授業への積極的参加
・しっかりとしたノートまとめ
・提出物
などが内申点アップにつながる重要な取り組みになります。

 次回は、私立高校受験へのキーポイントについてお伝えします。

内申点重視の現実(29年6月)

 静岡県の入試の選抜制度は、内申点が重視されています。まずはこちらのPDFをご覧ください。 表1表2

 表1は浜松市立高校の追跡調査の実績です。
・内申点が重視されている様子が読み取れます。
・偏差値だけを意識した入試対策は極めて危険と言えましょう。
・まずは希望高校受験に相応しい内申点が必要になります。

 表2は内申点と県学調との相関関係を表にまとめたものです。
・内申点45では、県学調の最高点が250点でしたが、最低点は172点で78点の開きがありました。(データ数78)※図①
・内申点40では、県学調の最高点が243点でしたが、最低点は120点で123点の開きがありました。(データ数278)※図②
・内申点35では、県学調の最高点が209点でしたが、最低点は88点で121点の開きがありました。(データ数387)※図③

 内申点をどう確保するか、次回では内申点の付け方(評価のしかた)について紹介します。

年々難度をます高校入試学力テスト(29年5月)

 今年度の高校入試学力テストの平均点が県高校教育課より発表されました。過去3年間の実績は別表の通りです。特に理科については、27年度は28.68点で決して難しいとは言えませんでした。しかし、昨年度は約9点下がって19.79点、今年はさらに2.5点下がって17.35点でした。この2年間で一気に11点もダウンしています。就職希望者や私立高校単願者は受験していませんので、中学校の校内テストで実施された、と考えると、平均点が10~13点程度と、校内テストでは考えられないような難しい問題だったと言えます。
 静岡県の入試の難度がなぜこんなにも厳しくなってきたのか、いろいろな意見が出されている中で、ひとつの考え方として、今、特に叫ばれているのが、テスト対策のための暗記的な知識ではなく、知恵として活用できる総合的な知識を求める「学びのありかた」です。
 問題集中心の勉強法では、追いつかない難問が来年度も数多く出題されそうです。